先日、2023年の建築分野における国際的な最高賞であるプリツカー建築賞が発表され、受賞者はイギリス建築家のデヴィッド・チッパーフィールド氏である。彼の作品は現代的でシンプルな造形が特徴で、杭州の4つの建築物も彼の手によるものである。

良渚博物館の外観はシンプルで、具象的な形態の束縛から抜け出し、芸術と自然、歴史と現代の調和を表現している。

杭州西渓国家湿地公園内に位置する西渓天堂・悦荘は、色の濃い石のような外観で、周囲の緑の庭園との対比で自然な雰囲気がより引き立っている。

九樹アパートメントは、杭州の新西湖十景の「九渓煙樹」と「雲渓竹径」に隣接しており、かつて杭州の高級住宅の一つであった。また、北京国家体育場（鳥の巣）、北京国家水泳センター（ウォーターキューブ）と共に、英国王立建築家協会の国際建築賞を受賞した。

壹向大楼は杭州の莫幹山路に位置し、長くシンプルな幾何学的形態と建物表面の材料の色合いによって、特に際立って見える。同建築物は、2016年に「世界で最も優れた建築物30選」に選ばれた。