3月9日、杭州市富陽区の富春江河底の全長15.8メートルのシールドマシン「秦望号」が、富春江北の受け入れ井に順調に到着したことにつれ、秦望トンネル工程の河底トンネルの両方向通行の実現を示している。これは富春江流域で初の河川をくぐるトンネルであり、浙江省で初の公道併用の超大型シールドトンネルでもある。
同トンネルに属される秦望トンネルの全長は3066メートル、富陽の中心市街地と南岸の富春湾新城を繋ぎ、その内、秦望トンネルの河底シールド区間の長さは1254メートルである。
工程建設部の王强副総指揮者は、「トンネルは公道併用方法で建設され、上下2段に分けられ、上の層は市政トンネル層、下の層は軌道交通の予備層である」と紹介した。
秦望トンネルは、富陽江北の中心市街地と富春湾新城との間の3本目の河底主要通路で、両岸の通勤効率を大幅に向上させる。その際、富春湾両岸の川をくぐる時間は、従来の半時間から最速3分間まで縮むと見込まれる。