船漕ぎで杭州から北京へ、本当に可能か?
日本語版   2023-02-15 14:37   

両手で船を漕ぎ、杭州から北京へ行くのはどういう体験?このほど、中国の人気アプリのbilibili(ビリビリ)における2人のネット有名人が、リアルな体験で答えを出した。

彼らの利用する水路は、有名な京杭大運河である。同運河は、北の北京から始まり、南の杭州まで至り、全長が約1794キロメートルで、世界で最も長く、工程規模の最も大きな古運河であり、2500年の歴史を持っている。

2月10日に、2名のネット有名人は如何なる水上スポーツに関する経験も備えていない状況下、勝手に杭州三堡の近くから水の中に入り、1ヵ月半の時間を掛って北京まで漕いでいこうとしていた。当日の夜、彼らはそのビデオをbilibili(ビリビリ)に投稿したところ、速やかに注目を集めた。

だが、5キロを漕いだだけで、杭州市交通運輸行政執法チームのスタッフに岸まで連れられて戻ってきて、厳しい安全教育を受けられた。

ネットユーザーの言ったとおりに、彼らの行為は危険だけでなく、非現実的である。京杭大運河には、大型船舶の通航、寄港、出航、停泊が頻繁で、一日当たり平均約400艘の船舶が市内を通るため、極めて危険である。また、経験がないため、同2人の漕ぎスピードは岸の上で散策するお婆さんやお爺さんにも勝てない。このほか、京杭大運河は水路であるが、全線通航ではなく、一部エリアの河道が狭く、水門が設置され、通航は難しいことである。

著者:葉麗姣  編集:葉麗姣
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