風に乗り、波を蹴る「中国ドラゴン」
日本語版   2022-04-28 15:31   

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端午の節句、ドラゴンボート盛会における蒋村の「満天装」ドラゴンボート

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五つの竜頭を持つ実物展覧品を見学している子供たち

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温州ドラゴンボート・スポーツセンター

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ドラゴンボート戦、終点に着いた外国籍選手、オールを挙げて祝う

河川が交錯している水域条件は、ドラゴンボートの長い歴史を育んでくれた。蒋村のドラゴンボートは、水害から発祥してきた。毎年の端午の節句に、村民たちは自ら志願して村で竜王を祭ったり、ドラゴンボート酒を飲んだりすることにより、来年の順調な気候や豊作を祈る。蒋村のドラゴンボート盛会は強い地域的特色を帯びており、スピードよりも参与、演出が重んじられている。

蒋村のドラゴンボートは、半天装、満天装、赤膊(肌脱ぎ)、溌水ドラゴンなどに分かれている。その内、満天装は即ちカラードラゴンボートで、全国において独特な存在であり、その製造価格は80万元以上にも達している。ドラゴンボート文化を発揚するために、2005年に、蒋村は蒋村ドラゴンボート協会を成立し、ドラゴンボート・スポーツ及び交流活動を展開することにより、ドラゴンボート・スポーツの中堅選手を育成する。呉戈は楽川体育の水上スポーツコーチであり、中国系アメリカ人として、彼はかつて海外で留学や生活したことがある。その歳、ドラゴンボートというスポーツは外国人の中でブームとなり、彼はよくドラゴンボートクラブの活動に参加し、誇りに思っていた。2022年杭州アジア競技大会のドラゴンボート項目の試合会場は、温州ドラゴンボート・スポーツセンターを選定した。この会場の裏面には、「杭州製造」にもたされる潜在的なパワーがある。

著者:記者 葛玲燕; 撮影 李忠  編集:葉丽姣
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